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2006.03.11

旅とは基本的に疲れるもの(1)

旅とは基本的に思い通りにいかない。そして疲れる。
忘れがちなのだが、忘れがちってことは別に気にしていない裏返しでもある。
ちょっと長いけどこの話を。

その日は、朝7時のICバスでヌワラエリヤからコロンボへ行くつもりだった。無事バスをつかまえ、出だしは順調だった。
200602srilanka_road
茶畑に囲まれたくねくねした山道をキャンディ方向に2時間半ほど走っただろうか。うとうとしていたのだが、車に異変を感じた。後輪がぐらついている感じがするのだ。スピードも落ちている。
おかしい。車掌は慌てている。
10分ほどしてキャンディまでそう遠くない標識が見えたところで、いっそうバスはぐらつきはじめた。
・・・確実に故障だ。
他の客はほとんど乗っていたが私は身の恐怖を感じるので、車掌に下ろしてくれと言った。ここならキャンディまですぐ戻れるから、キャンディ始発のバスを捕まえればいい。まだ10時過ぎだ。
ちょっと先まで行ってしまったが、しばらくごねていた車掌にお金を返してもらい(妥当な額を返してくるあたり、スリランカってまともだ)私は降りた。

旅においてバス故障なんてよくある話。キャンディという大きな都市近くでなんとかなるし、まだ午前10時。こんなのトラブルのうちには入らないな、などと思いながらキャンディまでバスに揺られた。20分もかからなかった。

バスステーションは妙に混雑していた。「コロンボ行きはこの列の後ろに並んで」と言われた。
列を辿ると・・・どこまでこの列は続くのか??

帰省ラッシュ」なのだと即座に理解した。
スリランカは祝日と週末が重なり、その日は「ロングホリデー最終日」だったのである。
ローカルバスも長蛇の列、民営バスも駅の方まで列が続き、ICバスも何時間たったら乗れるのか、次のバスがいつ来るのかも全く分からない。
その日は運悪く?天候が回復し、汗だくでザックを背負い、うろうろ。このままキャンディにいてもいいかもしれないが既に来たし、別にする事がない。コロンボが無理ならニゴンボはどうだ!・・・しかしニゴンボも長蛇の列であった。
では最初の日、乗り換えに立ち寄った交通の要所・クルネーガラはどうだ! あそこなら別の街へいくバスもさがせるはず。バス整理をしているオジサンに聞いたら
「なにしに行くんだ、クルネーガラに(不審げ)。バスが来た(ほんとにちょうど来た)、あれだ!」
とりあえずクルネーガラまで行くことに。

1時間少々、エアコンバスで快適に揺られてクルネーガラ着。実に快適であった。
一応、ちょっとした希望をもってコロンボ行きを見たらやはりここでもバスステーションの端まで人が並んでいた。無理だな、コロンボは諦めよう。ジンジャービール(単なる甘い炭酸飲料)を呑みながら、ビーチエリアのニゴンボに行こう、と考えた。ニゴンボまではローカルバス、並んでいるようだがそう多くはない。
なかなか出発しないなあと思っているうちに人はどんどん乗ってきて、出発前から朝の埼京線状態になってしまった。座れたものの立ち客に圧迫されて、こっちも大変な状態である。
午後2時、出発。車掌はそんな埼京線状態の車内できちんと運賃を回収し、私たち座っている人は、立っている人の荷物を持たされ(スリランカではわりと普通である)、座っているのにだらだら汗がでる。
暑い。眠い。一体いつバスはニゴンボにつくのか。この状態は何時間続くのか。

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追記。
完全週1度の出勤ペースになってます。しばらくこのペースになりそうです。
にもかかわらず訪問いただいた方、いつもながらありがとうございます。

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