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2006.07.26

カンボジアの田舎町

朝7時半のバスで私はコンポンチャムへ行くことにしていた。
当初ガイドブックなどによるとボートが交通手段だと思っていたためボートはないかと聞いたのだが、今や定期運行は少なく、バスが安くて早いという。バスもまたツアー客のワゴン車かと思いきや、りっぱなタイの高速バスのような公共バスが走っており、コンポンチャムまでは4時間弱程度だという。

その前に市場をぐるっと回って、忘れずに朝食。ようやくソバを食べた。1000Rで実にうまい。具には臓物をゆでたものが入っているのがカンボジアらしい。
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臓物といっても、日本のモツように醤油で煮しめているのではなく味付けはかなり薄めだ。6年前にシェムリアップでなんとなく人が多い店で隣の人が食べている麺を頼んだら、臓物入りで「うまい!」と思ったのだった。ここも人気屋台らしくひっきりなしに人が来た。ライムを絞って、さっぱりといただいた。隣の女の子は寒天のような麺をすすっていた。あれもおいしそう。

バスは国道7号を通る。道はずっと鋪装されて快適だったが、とつぜん白線のひかれた完全鋪装の道が現れ、11時には大きなメコン川にかかる巨大な橋を渡ってコンポンチャムに到着した。ここでフィリップとミハエルとお別れ。
はっきりいうと、私の英語は相当退化した。私はフィリップの話すスピードに大変な思いをした。でも、面白い奴らで楽しかったよ。よい旅を。
町は小さくホテルまですぐ歩けた。川沿いにあるゲストハウス、川に面したテラス前の部屋で4ドル。カンボジアでは、どうも4ドルというのがスタンダードプライスになっているらしい。

ちょうどお昼時。市場横のおかずを並べた食堂に入った。
苦瓜の肉詰めスープが気になったからだ。そしてナスのレッドカレー、春雨のサラダで3000R。苦瓜のスープはしっかり苦く、おいしかった。
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この町の近くにワットがある。しかし、ホテルの人はまったく英語が通じず、バイタクの相場が分からなかったのであとで考えたら高くついたなあと思ったのだが、これも仕方がない。
4時間ほどで、ワット・ノコールと、プノン・プロスとプノン・スレイへ行ってもらった。
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ワット・ノコールは12世紀のクメール寺院なのだが中央のお堂には現代風のお寺がちゃんと増築されている。だから離れてみると、遺跡の中にタイのエメラルド寺院みたいな角生えの屋根が見えるのである。
遺跡の中には百日草が咲き、裏は椰子の木の一本道。遺跡でありつつもなんだか生活感も溢れる雰囲気だ。寺のなかでは、おばあさんとおじいさんたちがくつろいでおしゃべり。

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しかし生活感にあふれすぎて、ワットの境内で小便などするばあさんたちがいたのにはたまげたが。。。ま、いっか。

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私は子猫をカメラでおいかけながら少し休憩した。

バライ跡では、牛が草をはんでいた。
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プノン・プロスとプノン・スレイは、男山と女山という意味で向かい合って並んでいる。どうも以前はプノン・スレイは登れなかったというが今は膝ががくがくする疲れる階段があり、その上からはカンボジアの大地を眺めることができる。2つの山の間には今やなんだかよくわからない現代風の大仏、そして25ドル寄付すると立ててもらえる等身大仏像(もちろん記名入り)もあったので、一瞬考えたがかろうじて止めた。

思いのほか早く帰って来れてしまい、たかが4時間で払い過ぎたなあ、と思っていた。すると「もう少しどこか行きたいなら連れて行く」とバイタクも言ってきた。ああ、田舎っていいなあ。

戻ってからテラスでのんびり本を読みながら光り輝くメコンを眺めつつ、
「あー ビールのみてえ」
ちょうど飲みに行こうとしたところで、向かいの部屋の外国人旅行者と会ったので二人で午後酒をした。聞けばバンコクからプノンペンに今朝到着し、騒がしいプノンペンを避けてコンポンチャムに来たのだとか。

夕飯時。市場方面に歩いたが、昼やっていた食堂は夜はやっていない。道ばたで売っている焼き鳥や焼き魚もいいのだが、やはり座っておいしいものを食べたいのである。たとえ屋台とはいえ。
すると市場の反対側にいくつか夜食堂を発見。のぞくと、おいしそうな焼きそばをみんなが座って待っている。オバちゃんに一つ注文し、待つ事しばらく。
牛肉と青菜の炒めあんかけ麺、これがこの旅行の中で忘れられないうまさであった。
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川岸に歩いて行くと、やはりあった。「かえりかけのアヒルの卵をふかしたもの」。
実は、これが好きなのである。コクがあって濃厚な味がする。おつまみ程度で食べられるのもいい。2つほどむしゃむしゃと食べ、最後は川に面したメコンlazydaysというカフェでビールを飲みつつ本をよんだ。
休みっていいなあ。

しかしこの夜は死ぬほど蒸し暑く、汗だくで眠る羽目になった。

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