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2006.07.23

一気にドンデッド

朝6時半の国内線でウボンラチャタニーへ。これはAirAsiaという格安をネット予約しておいた。700バーツ+燃油サーチャージで合計1400B弱。もっと早く予約しておけばもおう200バーツぐらいは安くなったはずだが。
朝5時起きで空港へ行く。格安航空会社のポップなロゴが華やかなロビーの一角でチェックインが行われる。プリントアウトした予約を見せ、搭乗券をもらう。。。
「はい、6時5分までにゲートへ」
彼女が手渡したのは、感熱紙のレシート2枚。
大きさ的には、幅広の西友タイプのレシートである。
200608trticket
これが搭乗券らしい。Air Asia bording passと記載されたレシート2枚。
私の名前も、ゲートナンバーも、ゲートへ入る時間もちゃんと明記されている。
格安航空会社、こういったところからコスト削減なのか。

もちろんゲートは使わず、バスで移動だ。格安便は朝のこの時間に集中しているらしく各地方に向かう便が5分刻みで待っている。機体も格安便だけがある一角にきれいに並んで待ち構えていた。
機内に入ると赤い服のアテンダントが、一言。
「フリーシート」 ハー。飲みものなんかも全部有料であった。

座ってからパンを食べた後すぐに眠ってしまったため、1時間後目が覚めたときには下降状態であった。雨がけっこう降っているようだ。
ウボンの空港着7時35分。タラップを下りると、傘が手渡された。AirAsiaと書かれた真っ赤な傘。これをさして到着カウンターまで行ったのであった。
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到着して5分後には客が消え失せたロビー。バスはないのかと聞いたが、バスはないらしい。仕方ない、タクシーを交渉する。値下げに応じてくれたやり手マダムのタクシーで送ってもらうことにした。
空港からワリン広場のバス停は少し遠い。英語が流暢なドライバーはワリン広場に着くと、バスとソンテウに当たってくれ「このバスが一番早く出る」といいながら、荷物を運んでくれた。
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今日は土曜のせいか人があまりいない。ピブンマンハサーンでソンテウに乗り換えるが、ここからが意外にノロノロで、国境のチョ−ンメックに着いたときには11時をすぎていた。
国境バスターミナルから国境のイミグレまでは歩いても近いのだが、ソンテウが待ち構えて載せせようとする。逃げるついでにトイレに行っていたのに、勝手に待っていてくれた。まあ、ちょっと急いでるし乗るか。ダメな旅人である。

タイ側の国境には紫色のキテレツなイミグレ建物が出来上がっていた。まだ使われてはいないようで、その右にある掘建て小屋がイミグレなのは前回と同じ。その前は土道で、おおいにぬかるっている。
あっさりとラオス側へ。ビザは30ドル、たかだか2、3日の滞在に高いビザ代であることよ。そして手数料。これはもう公然たる賄賂である。
受け取ったパスポートをよくみたら、いままでラオスビザは15日だと思っていたのだが、なぜか同じ値段で30日のビザになっていた。間違い? とはいえ、もう12時だ。急がねば。

ラオス側には木造の汚いマーケットが広がっていたのだが、それが何ごとがあったのか知らぬが、全壊。ハリケーンでもあったのかと思うような全壊具合であった。その間を犬と子どもがかけずりまわって遊んでいた。
ソンテウに乗りこんで待っていると、湿ったテレビの箱を抱えた女の子二人と冴えないオジサンが乗ってきた。女性は年の頃20代後半か。私の向かいに座り、大量の1000バーツ札を数えていた。私よりも金持ちかもしれない。
私は心の中で、「やり手ネエチャン」と名付け、きっと国境貿易で稼いだ金でタイにテレビを買いに行った帰りなんだろうなあと勝手に想像を開始した。彼女の妹らしい女性は姉ほど賢そうではないが、誰かよく似た人がいるような、だけど誰だか思い出せない。ちょっと鼻が上向きで、唇がすねたようにぷっくりしている顔。モン族かなと思う。
そんなことを考えているうちに、メコン川にかかった巨大な橋を渡りパクセに到着した。
バンナカサンに行くバスは別のターミナルから出るので急がねばならない。もう13時を回っているのだ。ラオスのバスはだいたい午後になると出ない。終バスが正午というのもザラである。
そっち方面にいく乗り合いタクシーを捕まえたがなかなか出発しない。なんでもパンをかかえた少年のママが帰ってこないのである。
いつもの癖でイライラするが、すぐに「ラオスでイライラしてもしょうがないのだった」と思い直した。ここでは、なるようにしかならない。
ようやくママも帰ってきてタクシー出発。しかし、これがバス停に辿り着くまでにあっちこっちで客を降ろし、拾い。。。
当たり前のことなのであるが、やっぱりイライラする。その都度「しょうがないのだった」と思いなおす。言い聞かせるように。
30分以上もかかってようやくバス停着。「バンナカサン?!」とデカイ声を張り上げると、1台だけ残っていたトラックバスが「ナーカサン!」と答えた。
実に幸運であった。本日、最後のバスだと思われる。目的地行きのバスが出発目前で待っていたのだった。お腹もすいたので忘れずにフランスパンサンドイッチを買い、席にすわるやいなや頬張った。ああ、ラオスだなあ。ハム入りのフランスパンサンド。

14時、トラックバス出発。どうやらガイジンは私だけのようだ。みんながこっちを見る。ニプン(日本人)だよ、というと向かいのオバちゃんがなぜか嬉しそうに手を握ってきた。
おや、トラックの奥を眺めると、国境からテレビを抱えていた姉妹と冴えないオヤジが乗っているではないか。テレビを持ってかえるのだな。
1時間もたったところでチャムパサックという町に近いところからベルギー人の親子が乗ってきた。子どもは10歳と8歳の姉弟。西洋人のオトナにはなれっこのはずの住民たちも子どもには興味津々だ。バスの乗客はもうものめずらしいものを見るかのように子ども達を眺め続ける。私の手を握ったおばちゃんは子ども達のほっぺを撫でたり、とってもうれしそうである。

快調に走り続けたバスであるが、突然、パーン!という弾けた音がして車が止まった。
見事にパンクしたらしい。
しかしラオス人、手際がよい。すぐに替えのタイヤが荷台から下ろされ、運転手と車掌と客でさっさと取り替えが進む。
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オバちゃん達は草むらで用を足している。私も混じって野○○。(スイマセン下劣で) でも野外のは、なんつうか、気分いいですね。
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途中、比較的大きな町についた。お腹がすいていたので私は焼き鳥と餅米を買いむしゃむしゃ食べた。このあたりの焼き鳥はほんとうにおいしい。肉がしまっている。ラオスの人はかぶりつかず手でちぎって食べるが、こっちは行儀悪いガイジンである。

午後5時。いろいろな集落をまわってバンナカサン。。。と思ったら通り過ぎた。しばらく走る。そう、テレビを持って帰ってきたやり手ネエチャン一族を下ろすためだった。

ある家の先に車が止まった。彼女たちが下りると子どもが抱き着いてきた。一日待ちくたびれたのだろう。
小学生ぐらいの男の子達がリヤカーをひきながら家から出てきた。
いい光景だ。。。
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乗客が手伝ってテレビを下ろす。

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満足げな表情の「やり手姉ちゃん」です。

21インチのテレビ。今日は新しいテレビで楽しい夜のだんらんだろうか。

5時半、バンナカサン着。雨が勢いよく降ってきた。カッパをかぶり、渡し船に乗るがもう薄暗く、3ドルでもダメ。4ドルで手を打つ。高いんだよなあ、これが。
ドンデッド(デッド島)の船着き場周辺は前よりも整備されていて、ゲストハウスも増えていた。とりあえず前もとまってよかったNoy'sゲストハウスに行くと、見覚えのある姉妹達がいた。1年半前の1ドルから3ドルに値上がりしていたがとりあえず今日はとまることに。
前とおなじバンガローがあいていたのでそこに。以前はバンガローに電気がなかったが、テラスに電気がともるようになった。

12時間の移動を経てドンデッドまで。
水シャワーを浴び、雨が降り続くのでゲストハウスの中でご飯を食べることにした。ちょうどフランス人旅行者と一緒になったので3人でお話しながら夕飯。
もちろん「ラープ」である。ひき肉とパクチーやねぎ、タマネギ、赤とうがらしを一緒に炒めたものだが、ライムの酸味があってさっぱりしたサラダみたいな食べ物。カオニャオ(餅米)と食べると実にうまい。たまに激辛。
そしてビアラオ。
雨でサンセットは見えないが、実においしい一杯だった。

午後10時、電気が消えた。静かな夜、雨の音しかしない。ゆっくり寝よう。

8/5記

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Comments

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