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2006.07.29

あっさり国境超え。

朝、6時半ごろに市場横でソバの朝食を終えて7時にホテルをチェックアウト。
国道沿いにあるピックアップトラックの乗り場から国境のポイペトまでいくトラックを探さなければいけない。快適な大型のバスは昼までない。おそらくプノンペンから来るバスのためだろう。
ポイペトは7年前、タイからカンボジアに入ったときに通った。国境といって片付けるには雑然と騒然、物騒な町だったことが記憶にある。国境からピックアップトラックを捕まえたがその後の道は「クレーター」だった。
カンボジア西部は最後までクメールルージュの支配下にあったところなので、道路整備やらも相当遅れている。今回のバッタンバンからポイペトも過去の情報だと「相当な悪路」が想像され、トラックバスの荷台ではなく中(助手席となり。ただし一人ではなく数名つめこまれる)に乗る必要があった。

思ったより簡単にトラックバスは見つかったのだが、ポイペトに行くからだろうか、妙に馴れ馴れしい気味悪い男たちが荷台に乗っていて、あまりいい思いがしなかった。それを客引きの若いお兄ちゃんは察しただろうか、「あっちに同じ値段で車がある、狭いけれどあっちが早い」と言ってくるではないか。
願ったりかなったりで、客引きについていくとそれは「トヨタのカムリ」だった。
こういう未舗装が多いカンボジアこそRVだとか4WDという車の出番だと思うのだが、カンボジアでは「カムリ」がやたら多い。事情はよくわからないのだが。。。とはいえこのカムリもこの悪路を無事に切り抜けているわけではなく、フロントガラスには渦巻き状のヒビが入っていた。
200609cambodiakamuri
カムリの後部座席には既に3人、前には1人のオバちゃんがいた。ポイペトまで「仕事で」行くと言う。オバちゃんたちは小さいので、4人ですわっていてもそう狭いわけではない。
前には、その後で米俵を持ったおばちゃんが一人乗ってきた。さあ、出発かなーなどと甘い事を考えていたら、最後に一人若い学生風の男性が詰め込まれてきた。彼がいくらカンボジア人といえど、この女だらけのぎゅうぎゅうな座席に一瞬躊躇しないわけがなかった。。。
ドライバーは小柄な若い男の子、合計8人を乗せて出発である。いくら小柄なカンボジア人といえど、前は相当狭いはず。
この詰め込まれ方を見るにつけ、毎度ながら「イナバの物置き、何人のっても大丈夫!」というコピーが頭によぎるのであった。

道はやはり未舗装道路だった。砂埃がすごい。まわりには水田が広がり、牛が畦道の草をたべながらのんびり歩いている。。。。
とはいえこのあたりはかなり後期までクメールルージュの支配下にあったのではないだろうか。地雷はまだどこかに埋まっているのだろうか。
今は使われていない鉄道線路は人々の生活場所となっていた。この線路はタイの国境を超えて続いており、復活させようという計画があるがいつになるのだろう。

途中、オバちゃん達と車の中からフランスパンのサンドイッチを買い求めた。
パパイヤの千切りを酢漬けしたものとハム、そしてチリソース(かなり辛い)をはさんだバゲットだ。これが思いがけなく美味だった。作ったらすぐ食べないといけないが、フランスパンとパパイヤの甘酢がこんなに合うとは。日本に帰ったら試してみようと思った。

いつの間にか、中継の町/シソポンも抜けてしまった。道がよくなっているからだろうか、以前聞いたよりもずいぶん早いペースだ。
と思っていたら午前10時にはポイペトのイミグレ前のロータリーに到着していた。
カジノが乱立し、イミグレとイミグレの間にも大きなカジノがあり、午前中だというのに中国人らしい団体が博打に興じていた。私はその脇をすり抜けてトイレを借りた。きれいな西洋トイレであった。。。

あっさりカンボジア出国タイ入国。7年前のおっかなびっくりもなかったのは、私が年をとったせいもあろうが。。。
アランヤプラテートのマーケットは大きく変わっていた。以前は木造のうすぎたない暗いマーケットであったが、今やコンクリートでこぎれい、華やかとすら感じるこぎれいなマーケットに変ぼうしていた。
一安心して、アイスコーヒーを飲んでオバちゃんのバイタクでバスターミナルへ。
国境からはたっぷり10分以上バイクに揺られる必要があるが、無事以前見たようなバスターミナルに到着し、11時半のバスに乗る事ができた。
途中、ひき肉の辛い炒め物とライス、焼き鳥をかいバスの中で「うおっ辛い」などと独り言をいいながらむしゃむしゃ食べた。口直しには青いマンゴーをぽりぽりと。

ウィークエンドでにぎわうバンコク、モーチットに到着したのは4時すぎだった。
予想以上スムーズに、バッタンバンからバンコクまで来れてしまった。

その後は、カオサンの寺裏でベッドとまくらが快適なゲストハウス(トイレ風呂はinside!)に部屋を取り、いつもの洗濯屋に頼み、ぶらぶらしながら日本語の古本を買った。シャワーの後で本をひらいて、ようやくビール。
1日でここまで来れるなんて信じられないことだなあ。

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Comments

過去レスですが興味があって再び、お邪魔です。

実は来月、久々にカオサンを基点に陸路でシェムリアップまで往復しようかなと計画中なんです。社会人の悲しい性で人事異動が絡む季節なんで航空券手配等は様子見状態なんですけど(笑)。

ここ最近はカンボジア国内の道路事情が良くなったと聞いていましたが、それに伴なって国境越えも以前ほど疲れるものではなくなってきているようですね。

僕のカンボジアからバンコクへの国境越えは2003年2月の1回きりですがこの時はまだ、シェムリアップからポイペトまでの大半は未舗装でした。それが今や、この道もかなり舗装されたということ。
それでも、砂埃の未舗装路や詰め込み乗車は、旅している国がどこなのか実感できそうですね。

どんな実感を楽しめるのか?
陸路移動ならではの旅の醍醐味を期待です。

Posted by: サミー | 2008.03.12 at 21:03

アランヤプラテートからシェムリまでは自分も今後再訪したいところの一つです。自分が行ったのは1999年の冬ですから10年前か。
実にうらやましいですね。

ラオスでも旅行者(卒業旅行は最近ベトナムINでインドシナぐるりが流行のご様子)にいろいろ聞いたりしたのですが、
やはりポイペトからシェムリアップはまだ悪路のようでタクシーのようですねえ。すごい道だった、ということですからあまり改善はされていないのではないかと。

とはいえ、このブログのエントリーに書いた道も2006年ですが、さほどよくはなかったですね。

2月には「動かない旅」だったのですが、やはり移動を続けていく旅もそれはそれで楽しいものですよね。
ワタシはこの2006年にやったラオス→カンボジアの陸路旅は移動ばかりしていて、でも何事もなく穏やかな旅でしたが、とても楽しかったと時折思い返します。

Posted by: 本人です。 | 2008.03.15 at 02:09

はじめまして。バンハッタンからポイペト、バンコクまで夕方着と結構スムーズなんですね。バンハッタン・ポイペトのトラックは値段交渉で結構値切れるもんですかね。カンボジアでもわいろなどもあったりするんですかね。自分もこのルート行ってみたいなぁと思っています

Posted by: 鉄道トリビア ながらひろやす | 2008.09.08 at 09:56

はじめまして。
バッタンバン(バンハッタンではないです)→ポイペトは公共バスもありましたが(プノンペンからくるバスに途中から乗る)、
トラックバスなどは各自で交渉です。逆からルートではまた料金違うでしょうね。またトラック座席と荷台で料金違いました。

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