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2006.10.01

ビアラオ世界戦略

私は、ラオスに旅をする都度、ビアラオのすばらしさを語り続けてきた。わはは。
過去もここに書いた。おそらく、ラオス旅した旅行者でビアラオの事を語らない人はいないはずだ。

さて、今回の旅を通して見たところビアラオは大きな戦略に出ているようである。

最初の夜、ビアラオを飲もうとして気がついた。「ラベルが変わったんじゃなかろうか?」
200609beerlao
そのときは記憶だけだったので確証は持てなかった。しかし、毎度ラベルを剥がしている自分は半ばラベル変化を確信した。どことなく安っぽいデザインになっているのである。

そしてキャップ。
これも変わった。
以前のゴールドのキャップではなく、白く塗られたキャップに変わっている。
日本に帰り見比べた。変わった。明らかに、変わった。
これが2005年1月採取。

0121beer_lao


<違い>
ラベルが 横長の四角 → 縦長の楕円に近い形に。
キャップが ゴールド部分 → 白塗りつぶしで高級感にいささか欠けるデザインに。

で、その日の朝、タイ側チョ−ンメックの国境脇のスタンドで「ビアラオ」が置いてあったのに気が付いた。前はなかったが、なぜだろう。とはいえここは国境だしな、と横目でしっかり気にしながら通り過ぎたのだった。

以前にも書いたが、ビアラオはラオスだけのものだった。陸路の国境を超えても、ビエンチャンからノンカイ(一番メジャーなタイ側国境)を超えても、ビアラオがなくなって、シンハーやチャンビールに変わるのだ。ビールの違いを陸続きで人もおなじようでいて、国境を感じるものとして私は強く意識してきた。国境は線ではなくビール?だということである。
ビアラオはラオスでしかのめない、それが変わりつつあるのだろうか?

さて、そしてカンボジアである。
最初に到着したストゥントレンで休憩していた時、冷蔵庫の中、アンコールビアの横に、ビアラオが入っているのに気が付いた。
おや。しかしここも国境近くの町なのでなんともいえない。
そして到着した首都プノンペン。
ホテル店先の冷蔵庫にもしっかりビアラオが入っているではないか。それも大量に。
2杯以上飲むとビアラオがもらえる、というキャンペーンもやっていた。

どういうことだ? 下のバーでアンコールビアを飲みながら考えた。

ビアラオは輸出戦略に出たと思われる。
ラオスは旅行者の間でまことしやかに流れる噂で、「国家収入の1/3は旅行者のビザ代(30ドル)だ」というのがある。ベトナムコーヒーもタイコーヒーはほとんどラオス産だというのもきいたことがあるが、なんせ資源がない産業のない小さな国なんである。
そんな国でありながらビールだけはとにかくウマイ。なぜ?と思うほどビールはちゃんとしている。旅行者はビアラオが飲みたくてまたラオスを訪問する。(私はそうだ)
資源のないラオスが、外貨をしっかり稼げるビアラオに目をつけたとしてもおかしくない。まずは周辺国に展開し始めたのではなかろうか。
今や主力輸出品目の中に「ビール」と入っていたりして。。。

最後にカンボジア西部のバッタンバンからバンコクまでバスをのりついで駆け抜けた。その時、タイ側のアランヤプラテートの市場でもビアラオはあった。
そして、遂にカオサンでも「ビアラオ」のはり紙を見つけてしまった。
今やラオスに行かずともビアラオは飲めるようになった。
ラオスの輸出品目として経済を支えているのだろう。

しかし、フクザツな思いである。

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