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January 2009

2009.01.31

日帰り旅行、チェンナイの庶民街

チェンナイ2日目。朝から今日はカーンチプラムにいくため中央バスステーションのCMBTまでバスに乗る。平日だが朝が早いからか、そんなに混雑はなくバスも空いている。日本から持ってきていた飴をなめていたら、車掌が「日本の飴?もらえないか?」というので差し上げたらとても嬉しそうであった。
バスステーションでワダを食べてカーンチプラム行きのバスに乗り込んだものの、チェンナイ市内が渋滞だらけで一体いつ到着するのかと思ったが、車窓の風景はほこりっぽいながらもとても楽しい。牛がのそのそと高速道路の端をうろついたり・・・ そしてロンプラに記載の通りきっかり2時間、カーンチプラムに到着した。
しかし、寺というのは午後1時ぐらいから夕方まで門を閉じてしまうらしい。その間待つ気にはとうていなれず、結局見れたのは2つの寺だった。

カーンチプラム
リンガが天井を突き抜けている・・・
南インドの寺院の特徴なのだろうか。柱の彫刻が直線的でかっこいい!
200901india

街はごみごみして埃っぽかったが、お寺が多いからかお花屋が集まっている一角があった。埃っぽい街の中でここだけはさっぱり、潤いのある空気が流れている。
インドの朝はお供えのお花から。

あまり食欲を催さなかったので、そのまま午後早くチェンナイに戻るバスに乗った。とはいえ2時間かかるので着いたらもう夕方。CMBTからバスにのって庶民の街T.Nagarに行く。人気のレストランがあると雑誌で見たのを、旅行直前に思い出してコピーして持ってきたのだ。
ただ、軽食の時間帯だったのでパイナップルジュースと、マサラドーサを食べるにとどまった。とはいえ、マサラドーサはもちもちして、マサラ味のジャガイモの味はマイルドかつしっかり風味があっておいしかった。
200901india_masaladosa
向かいに座っていた品の良さそうな老婦人たちは器用に右手だけで、このもちもちドーサを切り分けていたが、私はどうしても左手が必要だ。

人に教えてもらい11番バスにのってマウントロードまで行き、23番のバスに乗り換えてエグモア駅に戻ってきた。バスの番号を知らなくても乗れる、という旅では当たり前のことを体で思い出しながら、インターネットのおかげで「わかってないと動けない気がする」というのが、自分にも増えてきたなあと思った。こういう瞬間、ちょっと情けない。

明日はマハーバリプラムへ移動だ。ビールの代わりに駅の近くでチャイを飲んで一日の締めくくりとする。
ありがたくもぬるい水シャワーを浴びて、荷物をまとめて日記を書いた。方眼のノートを使っているが、普段文字を書かない生活をしているのでちょっと書いただけで手が疲れてしまう。こういう時、ポメラが欲しい。

Photo:GX100

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2009.01.29

極彩色ゴプラムと、インド人と散歩。チェンナイ

チェンナイに到着した午後。
市内バスを乗り継いでカパーレシュワラ寺院へ向かった。バスには英語表記なるものはないが、車掌らしき人や一緒に待っている人に聞けば英語でだいたいのことを教えてくれるようだ。
2本目のバスに乗って行き先を確認していると、座っていたインド人が教えてくれた。降りてからわかったのだが、その人も同じところで降りる一種の観光客だったのであった。まあなんとなく一緒に寺院にいくことになって話をしていると、チェンナイ近郊の出身でいまはバンガロールに住んでいるとか。
まあまだまだ旅は始まりだし、ここはインドだ!何があるかわからねぇ~
そこそこ距離を取り警戒をしつつも、そのインド人同伴のおかげで普通は入れない寺の中まで入れることになり(本当は異教徒はダメです)ありがたいありがたい。
極彩色のゴプラムは見上げてもそれぞれがとても小さいので、カメラの望遠でぐぐぐぐっと見る。一つ一つじっくり見ていると、実に面白い世界だ。木があって猿がいたり踊ってる人がいたり・・・。
カーパーレーシュワラ寺院/ Chennai
一眼レフのズームで、しばらくゴプラムを眺めた。

普段の私ならばもう少しじっくり見るところだが、そのインド人がビーチまでリキシャーで行く?、というので本当は歩こうとおもっていたがラッキー乗ってしまえとホイホイ同行する。ついでに
「近くに教会あるよね、わたしはそれも見たいんだ」
と図々しく言うと、「じゃあ寄りましょう」みたいなことをリキシャーに交渉してくれ(わはは)、教会にも立ち寄って観光した上であっさりビーチまで到着した。とはいえ、寺のまわりの賑わいをあまり見られなかったのはちょっと残念。

マリーナビーチは海に出るまで数百メートルある。長さでは世界2番目に長いビーチらしいが、幅も広い!
日曜の夜ということもありチェンナイ市民が大挙して押しかけ、人力の観覧車、メリーゴーランドやらがまわり、ここは祭り会場か?広いが人の数で言えば夏の大磯ロングビーチか?というほどの賑わいだった。ちなみに泳いでいる人は、いない。観光客というよりはローカルの人が多いよ、と同伴インド人。
Marina beach/chennai
サリー姿の女性が最初はこわごわと、でも歓声を上げながら打ち寄せる波にどんどん進んでいく姿がとても美しかった。

私はその近くにある鉄道駅から街に戻ろうかと思っていたのだが、そのインド人が「夜7時半からのバラタナーティヤムを見に行くんだけど、あなたはどう?」と言っている。南インドのダンスである。彼は9時半の夜行でバンガロールに戻るので、それまでダンスを見るつもりなんだそうだ。私は明日の夜行こうかと思っていたが、どこであるのかを調べていなかったのでここでもホイホイ乗る。こういう人こそ油断は禁物だが・・・
まあ旅は道連れともいうじゃないか。この辺の「危険かどうか」のラインはもう人それぞれだ、直感的なものだが・・・。
途中で近代的ショッピングセンターに寄った。バンコクのマーブンクロンみたいな感じである。彼はその中にある本屋に友達が働いているとかで、そこで友達や親戚と話し込んでいた。その間私はショッピングセンター内をぶらぶらし、中流階級インド人がここを楽しみに訪れていることを知った。
エスカレーターに足がすくんでしまうサリー姿の女性や、お年寄り。そんな家族たちにタイミングを合わせてあげてエスコートするパパたち。エスカレーター一つでも楽しそうなみんなの顔。
しかし、あまりにもきれいであまりにも下界との違っていることに、改めてインドってカースト社会であり、中産階級以上がいまどんどん西洋化されつつあるのだなーと、ニュースなどで見てきたインドの「今」をかいま見ることができた。

バラタナーティヤムのダンスを楽しみ(100ルピーという安さ!ダンスについてはすばらしかったが表現力のない私は割愛)、その後そのインド人は「うわっ、ちょっと間に合わないかも」とかなり焦ってセントラル駅まで行き、私は同じリキシャーでエグモア駅まで戻った。
まあ旅は道連れ、こういう良い道連れに恵まれることもある。
最後まで腹の底では疑っていたりして、大変スイマセン。アリガトウ。いやいや私が悪いのではなく、これも一人旅では当然ということでお許しあれ。

おなかがすいたのでエグモア駅前でミールスを食べて、チャイを飲んだ。慣れてないっぽいガイジンに見えるのだろう、スプーンをつけてくれたがそのプラスチックスプーンはとても使いづらかった。結局手で食べた。
ちなみに、夜の街を見回しても「ビール」のかけらも見あたらない。聞いてはいたが酒は相当困難だろうなと思った。

バンコクを出て長い一日。水シャワーが、ぬるーい水なのがとてもありがたかった。

※昨年読んだ「オン・ザ・ロード 」(ケルアック)の影響からか、旅をまとめた記録よりも「ままを記述」のほうが今の気分なので、長々としていますがその日の行動を元に書いていく予定。。

Photo; GX100

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2009.01.24

これも旅の後遺症?

カレーが食べたい。仕事始めから3週間、胃袋は「カレー、旅で食べたようなカレーが食べたい」と思い続けていた。これもいわゆる「後遺症?」というやつなのだろうか。

というわけで週末の夕飯にジャガイモとほうれん草のサブジと、チキンカレーを作ってちょっと定食風に盛り合わせて、胃袋をなだめた次第。
200901cooking
お皿はインドで買ってきた金物。
お米はいつも食べている玄米(黒米)、白いのは別にインド料理ではない。カッテージチーズと豆にクミンパウダーやなどを混ぜてちょっと味付けしたもの。
チキンカレーはホールトマトの分量がちょっと多かったようで、若干失敗したなー。

そして12月のカレンダーを見ながら、
「次は日本の正月と思ったが、やはり南インドにカレーというのは捨てがたいなあ」
「次はバックウォーターでハウスボート借りたいなあ」「あそこに行けなかったから、次は・・・」
などと、次への妄想に意識が飛んでいる・・・ うーん、これはいわゆるあの「病気」なのだろうか。そう、旅人が罹ってしまうという「インド病」・・・ あー怖い。

年明けから仕事が忙しく、頭の中はいろいろ煮詰まっている状況。まだまだ写真も画像もゆっくり見れていない状況ですが、ぼちぼち旅行の記録はアップしていく予定です。

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2009.01.18

路地に咲く満開の花

南インドの路地に花が咲いていた。

painting flower on the road/South India

路地、家の前にきれいな絵が描かれ、彩色されているのだ。

マハーバリプラムとマドゥライでよく見かけた。もっとゴージャスな絵柄はヒンズー寺院の床に描かれているので、ヒンズー教の行事と何らかの関係があるのではないかと思うが、私の英語力と浅い宗教知識ではよくわからなかった。

物珍しくついつい見入ったり写真を撮ったりしていると、暇そうなオジサンたちに「こうやって書くの」と教えていただいたりした。
まねして書こうにも左右対称が基本となっており、なかなか難しい。

painting flower on the road/South India

絵から絵へ、路地裏を絵に導かれるように散策した。
painting flower on the road/South India painting flower on the road/South India

painting flower on the road/South India painting flower on the road/South India

たくさん撮ったので、あとはFlickrにアップしました

△トラックバック企画 Candid に参加。
 candidとは「気軽にカメラを持ち歩き、気軽に撮影した写真を大切にして、楽しむ」ことらしい・・・ まあこういった路地の写真も一眼レフでじっくり追うというより、どんどんデジカメで追って撮っていくのにいいです。一応、すべてスクエアで撮ってみました。というわけでTB。

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2009.01.15

南インドで人気者?

ママラプラムのバターボール。ママラプラムの遺跡とこのバターボールは私としては非常に興味深いものがあり2日滞在してぼーっと眺めていた。(バターというより、私には「ハムの塊」に見えたのだが・・・)

butter ball/Mahabalipuram

座ってのんびりしていると、向こうから手を振ってくる子供たちがいるではないか。自分にではないと思っていたが、子供たちがかけよってきた。
「どこの国からきたの?」
「英語わかる?」
「学生?旅行者?」
矢継ぎ早に質問され、日本人だと答えると「わぁ~!」と声があがり、子供たちが群がってくる!
そして握手を求められる始末。あんなに目の前に手が出た光景は人生初である。なんだわたしは。政治家の街頭演説のような気分である。
聞いてみると同じタミルナードゥ州の内陸の街の学校から遠足(修学旅行みたいなものかな)で来たのだという。

butter_ball/Mahabalipuram
「写真とって!」
おやすいご用です。撮ってあげあると彼らは気が済んだのか、「じゃーねー!」みたいなことを言って手を振って去っていった。写真を学校に送ろうか?と聞いたが「?」みたいな顔をされた。欲しいわけではないらしい。

またその翌日。同じ場所で。
「どこの国からきたの?」「日本からです」「日本から!!」(家族でざわざわ話している)
ファミリー旅行の団体だった。
「あなたたちはどこからきたの?」「グジャラートから。家族旅行だよ!」 グジャラートといえばインド西部、遠いところからはるばるやって来たようだ。一家の家長らしいおじさんが言った。
「さあ、一緒に写真に入って!」
え? あなたの家族写真に私が入るのですか?
まごまごしている間もなく、その家族にがっちり挟まれ「通りすがりの日本人とインド人家族旅行」写真の真ん中に収まり、家族の記録に残ってしまったのだった。

マドゥライから最南端のカーニャクマリに行く途中。一番近い街のナガルコイルから子供たちが大勢乗ってきた。日曜日だったからか、晴れ着姿の女の子たちが多い。私の隣に座った子が興味津々で私にいろいろ質問してきた。
とはいえ、6時間近くバスに載り続けており、また日々この質問をインド人にされてちょっとウンザリしていたところでもあったので適当に答えて流した。もう会わないだろうし、なーんて思ったが大間違い。その夕方に浜辺で夕日をみていたら彼らに捕まってしまったのだ。
「あー!あの日本人だ! 一緒に写真入って!」
バスでいい加減な態度を取ってごめんなさい・・・なんて思いながらわたしは写真に収まったのだった。

このように、「写真撮って」と「一緒に写真に入って!」といわれることが何度となくあった。これは日本人が人気者というわけだからではない(と思う)。
というのも、写真が関係なくても、ぶらぶらしていると3時間おきぐらいに
1問目「どこから来たの」
2問目「名前は?」
と必ず聞かれる日々だった。
正直な話、毎回答えるのは(申し訳ないが)なかなか疲れるものである。覚悟のほどを。

こんなに質問されたり他人の写真に収まったことは、これまで出向いたどの国の旅にもなかった・・・。

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2009.01.13

旅は3進2休?

南インドは広かった。2週間もありながら、地図上ではそんなに移動はしていないように見えるのだけど。。。


大きな地図で見る

1日目 成田->バンコク 夕方着
2日目 バンコクからインド・チェンナイ(マドラス)12:50
3日目 チェンナイ(お昼はカーンチプラムへ、バスで2時間ほど)
4日目 マハーバリプラムへ。バスで2時間
5日目 マハーバリプラム
6日目 バスを3つ乗り継いで半日がかりでタンジョールへ・・・
7日目 マドゥライへ移動(バスで4時間)。のどの調子が悪く寝る。
8日目 マドゥライで休養しつつ街散策
9日目 カーニャクマリへ。バスで6時間。ホテルが高い!
10日目 トリヴァンドラムへ移動。バスで3時間半。
11日目 クイロンへ。バスで2時間弱。
12日目 大晦日のバックウォーター! アレッピー泊
13日目 アレッピーでのんびり(ちょうどお正月)
14日目 コーチンへ(バスで1時間半)。フォートコーチン散策。
15日目 夕方までコーチンでぶらぶら。夜・飛行機(キングフィッシャー)でチェンナイへ
16日目 昼チェンナイ(マドラス)観光 深夜0:15発
17日目 バンコク経由で成田、帰国。

1週間程度の旅であれば、とにかくどんどん移動して「上がり」まで進むことが重要になるが、1週間以上になると体調維持やゆとりも少しでてくるため「休み」も入れる必要がでてくる。
今回2週間ちょっとの久々の長旅(?私にとっては)で公共の乗り物を使って移動した私には、目的地3つ進んだら3つ目で2泊休むというのがいいのではないかと自分では考えた。
もちろん、体力、次へという意欲があればどんどん進むのも楽しいのだけどね。

南インドの移動はバスが発達していて非常にスムーズだったが、知らないところへいくのはそれなりに疲れるもの。ちょうど3日ぐらいしてくるとスカートやらズボンやら大物を選択する必要も出てくるので、このペースの旅というのも悪くないなと思った次第だ。

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2009.01.12

旅の始まりはドアのない電車の風

バンコクのカオサン通りを8時のバスで出発し、タイ航空でチェンナイ空港に到着したのが昼12時半すぎだった。いよいよインドか。ゆっくり出てくる荷物を待って、レトロなアンバサダーのタクシーを尻目に、500メートルほど歩いたところにある郊外鉄道に向かった。片道6ルピー。刻印された切符を受け取ってホームに上がった。いよいよだ。インドの旅が始まる。
女性のみのladies coachがあるので、それに乗り込んだ。老いも若きも、明るい色のサリーや長いスカーフのついた服を着て、髪かざりの花の芳香。
ああ、インドに来たんだなあという実感を持った。

チェンナイ郊外鉄道

ふと気がつくと、そういえばこの鉄道、ドアがない。さわやかな風が吹き込み、女性たちのサリーを揺らした。
「breeze is nice!」....『深夜特急』にあった一節だが、こんな始まりの気分のとき、この言葉を思い出す。


■チェンナイ旅の情報

チェンナイは大都市。私はエグモア駅近辺に泊まった。
駅前の通りにはいくつか安宿があるがメイン通りにあるのは昼でもFULL。というのは24時間制なので、昼に一度部屋が空くというルールが通用しないからだと思います。でも通りをずらせばたくさん安宿があり、安く見つかります。ちょっとした中級ホテルから、インド人ばかりのLodgeまで多々。
250ルピーの部屋に泊まりました。まわりはインド人ばかりだったけれど、シーツもきれいだったし問題なかった。ただ、蚊が多く夜は悩まされた・・・ そしてすぐに電気式蚊取り線香を70ルピーで手に入れ安眠を取り戻しました。

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2009.01.10

謹賀新年

12月はあまり人間らしい生活をしておらず、ばたばたと出発、戻ってきてからはすぐに日常生活に違和感なく復帰したりと、新年らしさもゼロですが・・・謹賀新年。今年もよろしくです。

旅路より戻って参りました。

腰痛不安などありつつも、暖かい南インドでカレーの日々、カメラ片手の町歩きの楽しい2週間でございました。
インドということで危ないだの汚いだのおっしゃる人も多いと思うのですが、南インドはおだやかな街。なんとなく3年前にいったスリランカを思い出しました。人の笑顔、意外なほど親切な人々。
そして美しい自然。(いや、街のなかは排気ガスやゴミ問題などエコ問題は多々あるとは思いましたが、自然は美しい)

ぼちぼちとアップしていきます。

RIMG1691
牛はどこにでもいる。どこにでも寝ている。

Kanchipuram
人、人、人、人・・・12億の民。

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