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2009.02.14

マドゥライでやっと見えてきた。

チェンナイは大都市。そして次に入ったマハーバリプラムは西洋人好みの旅行タウン、タンジャブールは小さい観光都市だったせいか。もう数日たつのに何か旅が薄っぺらいと感じていた。
寺巡りや、バナナの葉っぱの上での食事で「南インドに来た!」と実感しているものの、現実感がまだ足りない。
それが市場が見えてこないといったことや、人の生活感が見えてこないからだ、と気がついたのはマドゥライに入ってからだった。

マドゥライも観光都市である。ミーナクシ寺院は大きな4つのゴプラムがあるお寺で、ヒンズー教徒が多数巡礼に訪れる。非常に楽しみにしてやって来たのだがなんと修復中・・・。全てのゴプラムがしっかりと椰子の葉っぱで覆われてしまっていたのだ。なんてことだ。
RIMG1663
とはいえ寺の中は縁日のように店が並び、人が楽しそうにうろうろしていてとても楽しかったが。
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しかしこの寺も見てしまった。あとはすることがない。それなら1泊で次へ進むかとも考えた。マドゥライは騒々しいのも事実で、お寺に続く道ぞいにあるホテルの部屋ではチャンチキチャンチキずっと何か音楽が通りから聞こえてくるし、窓の下ではクラクションが鳴り続けている。
しかし2日前の長いバス旅がこたえたのか、のどの具合が悪化し発熱してきていた。体調の方が重要だ。安いけれど清潔で快適なホテルに泊まっていることだし、マドゥライで2泊することを決めた。何もすることはないが、静養のほうが大事だと。

翌朝、朝食をとるためぶらぶらと通りに出た。ワダを次々と揚げているスナックスタンドで朝食を食べた。ここは観光地だが一歩筋を入れば下町のようだ。その路地伝いに歩き始めると・・・
色鮮やかなプラスチックの水瓶をもって水場に向かう人、走り回る子供、家の前に座って子供をあやすお爺さん、アイロンかけ屋さんが屋台を引いてくる。ごった返す野菜市場、大声で客に声をかけるオバチャン、運び人の邪魔をする牛。地元の人だらけのチャイ屋。カップをぶらさげて出前に向かう人。
路地裏のアイロン屋さん

Market in Madurai

街角の牛/Madurai

自分の旅がなにか薄っぺらいと思っていた理由がそこではっきりわかった。そう、その土地、その街を感じられるところを見ていなかったからだと。
限られた日数の旅は先を急ぎがちだ。でも、こうやって(病気によってでも)ちょっと足をとめて、何も求めず街をぶらっとしたときに見えてくるものかもしれない。


■マドゥライ旅情報
寺の周り、特に西側は土産物屋のおっさんたちが「~が見える!」などとさかんに誘ってくる。寺の東側の門前には市場があって、土産にできそうな布やら宗教仏具?がたくさんあってちょっと迷ってしまった。
バスステーションは郊外にあって、駅前からバスで20分ほど。寺院もみたいし、マドゥライはまた行ってみたい場所だ。

Photo;GX100

今日は2.14。Happy Valentine's Day!

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