« February 2009 | Main | April 2009 »

March 2009

2009.03.23

バックウォーターの夕暮れ

ゆるゆると午後もボートは進んでいく。
青空に照らされた午前中かの青い運河が、午後になると運河はきらきらと午後の穏やかな光に染まっていく。
ああそうか今日は大晦日だったんだと思い出した。この年の最後のハイライトがこの船旅なんて、なんてすばらしいのだろう。
実は、隣の都市圏からやってきたらしいインド人親子が携帯電話でヒンディーミュージックを鳴らしながら大声で歌っていても、後ろでインド人ファミリーのわがままなこどもがコーラを取り合って泣き叫んでいたりと、意外に騒がしい船上ではあるが、全てどうでもよくなるのがこのボートトリップ。

青空、運河、緑・・・静かに時が流れる集落の横を通り過ぎていく。なんてきれいなんだろう。ここはなんて自然が豊かできれいな国なんだろう。
隣にいたフランス人のオバサンも、「なんて美しい国なの・・・」とため息をつくように呟いた。
じわじわと心が満たされていくような感覚になる。まるで楽園で休息しているような時間。とにかくぼんやり座っているだけ。なのになぜこんなに気持ちいいのだろう。

backwater cruise, sunset, Kerala
今年最後のオレンジ色のまん丸な太陽が椰子の木の間に、沈んでいった。

そしてボートがアレッピーの街に入った。8月31日の夜ような、もの悲しさが私を襲ってきた。ああ、現実に降りていく、とボートから下りながら感じた。楽園に休息にいったボートから降り、楽園は終わった。暗い街の中で寝床探し、まさに現実だ。

**

バックウォーターのツアーボートは、お昼頃一度休憩をとった。途中でレストハウスみたいなところ(こういうところも整備されつつあるようだ)で、結構お高めのミールスが用意されていた。(これは含まれていないので個々食べただけ払う)
その後、すぐのところに観光客も止まれるアシュラムがあるらしく数名のバックパッカーが降りていった。ロンプラにもあるのと、オフィスで相談にのってくれるそうです。

| | Comments (12)

2009.03.18

旅の中の旅へトリップ。バックウォーターの楽園へ。

バックウォーター。それはケララでの旅のハイライトといろいろ聞いていた。
話半分に聞いてはいたが、しかし、それは本当に想像を上回る8時間のボートクルーズだった。


バックウォーターは生活路でもある。海の内側に広がる大きな湖のような運河の両側には、椰子の木が広がり静かな緑が広がっている。
backwater cruise, collam-->Allepey
水面にはローカルの小舟が浮かび、チャイニーズネットで魚を捕る漁師たちが静かに行き来する。人々の生活をかいま見ながらも、何かこれまでに感じたことのない心の平穏さを感じた。

backwater cruise, Kerala.カモメの大群
さっきまで接していた、アスファルトの道、騒々しい街が違う世界のように感じられてきた。
私は自分が旅以上の旅をしているのか、旅の中の旅にさまよい入ってしまったのか・・・。
旅の現実から抜け出してしまったかのような気分になってきた。

local boat, backwater
潤った緑が目に染み入る。船だけが騒々しく、陽に静かに照らされたバックウォーターの上を進む。なんて、気持ちがいいんだろうか。心も気分もすべてが緩んでしまいそうな旅ながら、面倒くさいことやうるさいことや、全てから逃れられるような旅。それがバックウォーターの旅なのだ。

| | Comments (146)

2009.03.10

春のリズム、花畑のリズム

菜の花畑で上を見上げると、花が音符のように風に揺らめいていたよ。

菜の花畑

菜の花畑
菜の花がオーケストラの団員で、青い空にシュッと伸びた白い雲は指揮者かな。

河津桜


*トラックバック企画「リズム」
*photo by GX100 (RICOH)

| | Comments (10) | TrackBack (0)

2009.03.05

バックウォータートリップの前日

トリヴァンドラムのバスターミナル横にあるインディアンコーヒーハウスでコーヒーとチャパティの朝食を食べて、コラームという街へ移動した。バスで2時間ほどの場所だ。
コラームになにがあるか?と聞かれたら特にないものの、ここはバックウォーターツアーの拠点の街になる。バスステーションの横にあったインフォメーションで翌日のバックウォーターツアーのチケットを購入。バスステーションの裏はもうバックウォーターの起点、湖ののどかな風景が広がっている。(湖の周りは臭いけどね)

このコラームではホテル探しに苦労した。
バスステーションから歩いていける範囲で探したが、これがなかなか見つからない。結局暑さに耐えかねて500ルピーもするところで妥協した。(ロッジで200ルピーのところがあったが、汚さにちょっと泊まる気になれず) そういえば旅行者自体が少ないのか、客引きっていうものがいないなあ・・・
さて、こんな高いホテルしか取れなかったとき。こういう時はなんとなくぐずぐずしてしまうのが私なのである。
500 ルピーもしちまったよぉ~、と。
たしかに500ルピーするだけあって、広々とした部屋に清潔な白いシーツのかかったひろーいベッドに、小さいソファに、テレビに、広いシャワールーム(バケツだが)があるのだが、なんとなく無駄遣いしちまってる感にとらわれてしまう貧乏性。部屋でバナナ数本を食べながらゴロゴロしてしまったのだった。

数時間後、まあ何もなさそうな街だけどお腹もすいたし出てみるかとぶらぶら散策を開始した。
そういえば、インドの小都市というのは初めてだったことに気がつき、数メートル歩く度に楽しくなってくる。(だからぐずぐずせずにさっさとでかければよかったのに・・・なんていつも思う)

舗装されていない裏道を通ったり静かな商店街をぶらぶらぶらぶらするのは心が落ち着き、穏やかな旅の一日を感じられる。インドだけあってたしかに人は多いけれど、これまでの街のようにノイジーというほどではない。木造の古い民家、低層階の町並みなどこれまでの街で見られなかった風景が広がっていた。
スナック屋で辛いスナックを明日のバックウォーターツアー用に購入したり、スタンドでジュースを飲んだり。スーパーに入ったり。そんなぶらぶら旅も楽しいものだ。
lime soda stand/south india

日が暮れる頃からは町歩きの目的は変わり、「夕飯どこで食べるか」という観点で、HOTELと書かれた店を覗いたり。どうも私は食欲でしか足を動かすことしかできないようだ。
RIMG1818
人が多く出入りする青い壁の食堂に入って、マサラドーサを食べた。とてもおいしく、昼にミールス食べたかったなあと後悔してしまった。そして最後にセモリナのセモリナ粉のシナモン風味デザートも食べてしまった。(なんていうんだっけか。よく食べるのだがすぐ名前を忘れてしまう)

いよいよ翌日はバックウォーター。
2008年の大晦日にバックウォーターなんて、偶然にしてはなかなかじゃないか。

| | Comments (21)

2009.03.01

梅は咲いたが、

RIMG2375
京都は快晴、東寺の梅も咲いていた。なのに東京は雪という予報も・・・まだまだ春は遠いようだ。

| | Comments (157)

« February 2009 | Main | April 2009 »